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庭とつながるための装置について

今年の10月に竣工した「庭を楽しむ平屋」
庭に面した大きな掃き出し窓は、内部からは戸のフレームが見えない納まり(隠し框)としています。
隠し框の効果は、庭からの光が遮られず、きれいに庭と家の中の空間が視覚的につながることです。
また、隠し框は、隙間を塞ぐゴム(ピンチブロック)を使うことで引き戸としては、隙間風を少なくなる作りとなっています。
同時に、部屋内側に、アコーデオン網戸、外壁側に電動外付けブラインドを備えています。
アコーデオン網戸は、ふだんは姿が隠しているため窓の見え方を邪魔しないメリットがあります。
電動の外付けブラインドは、リモコンによりスムーズに操作可能で、太陽の光の入り方を好きなようにコントロールすることができます。
特に夏場の遮熱には部屋内側に設置するブラインドよりも大きな効果があります。
こうした工夫により、外の変化にあわせて開きたいときにより大きく開き、閉じたいときにしっかり閉じることができます。
「開く」と「閉じる」の間で変化可能な段階の豊かさが、気持ちよく庭とつながるためには大切です。